喉の薬として「花梨酒」が知られています。(花梨は牧野植物図鑑には載っていません)
ジャムにしても奇麗な黄色で美味。自家製ヨーグルトによくあいます。
昔NHK朝の連続ドラマ「かりん」で諏訪地方の味噌屋さんが舞台になりました。
原村でカリンの煮たものだしていただいたことがあります。やわらかく美味しかったです。
カセイタは調べてみます。
かりん[ばら科] Caenomeles sinensis Schneid.
支那原産の落葉高木、現在は広く庭園に栽埴されている。幹は高さ8m内外、径35cmくらいになる。
樹皮は緑色を帯びた褐色でなめらかで、鱗状にはがれて、その後が雲紋状となる。
花弁は淡紅色、楕円形、下部は短い花爪・・。梨果は楕円形あるいは倒卵円形、長さ10cm内外。
黄色に熟して芳香を放ち、果肉はかたく、酸味が強く、生のままでは食べられないが、カセイタと言う菓子を作る事がある。
[日本名] この樹の木目が花櫚(カリン)(ふたばがき科)に似ているので、この名がついたものであるという。
牧野/新日本植物図鑑p.260