絵画は、佐竹本三十六歌仙絵断簡のうち「大中臣能宣像」(重要文化財)、弘安本北野天神縁起絵巻断簡「尊意参内図」(重要文化財)などの鎌倉時代の大和絵、あるいは、俵屋宗達にはじまる江戸時代の装飾性豊かな琳派の秀作、また、日観筆「葡萄図」 (重要文化財)ほかの中国末元画や室町水墨画などがあります。
書蹟は、光明皇后発願の一切経のひとつ「五月一日経」をはじめ、伝藤原行成筆「大字和漢朗詠集切」(重要美術品)および伝藤原公任筆「堺色紙」(重要美術品)などの古筆切、また来朝して建長寺に入った南宋の禅僧π俺普寧や臨済宗大徳寺派の祖、宗 峰妙超の墨蹟(ともに重要文化財)を含んでいます。
当館の主軸を成すのは、茶道具を中心とする工芸品でも本阿弥光悦が嫁にゆく娘に与えたと伝えられる「白楽茶碗銘・不二山」(国宝)や大名物「唐物茄子茶人銘・紹鴎茄子」(重要美術品)のほか、古九谷大絵皿の数かず、また優美な蒔絵などが所蔵されて います。
さらに、ルノワール、シヤガール、テレスコビッチといった近代西洋絵画をも含み、多彩な収蔵内容となっています。
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