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茅野中ッ原遺跡仮面土偶
・茅野市湖東  RGより20分
・2000/8/30(午後1時〜3時)
茅野市尖石縄文考古館で公開
・中央線茅野駅よりタクシー10分

長野日報記事
見学会資料
現地説明画像62KB
現地周辺画像72KB
出土詳細図129KB
仮面土偶出土状況

◆茅野中ッ原遺跡の「仮面土偶」 きょう現地で一般公開 (記事ID=376)

 茅野市教育委員会は三十日午後一時から三時まで、同市山口の中ッ原遺跡で、出土した大型仮面土偶を一般公開する。土偶は体の前面と右側面を露出しながら身を土の中に横たえた状態で、市教委は「現物の出土状況を一般の人たちに見てもらう最初で最後の機会になる」としている。
 顔に仮面を付けた特徴的な出土品で、縄文時代後期前半(約四千年前)の土偶。右足が土の圧力などで胴体から離れているが、頭や手足がそろう完全な形をしている。高さは約三十五センチで、同種の土偶としては国内最大級。研究者からは「国宝クラスの価値がある」との声が上がっている。
 新聞やテレビで全国的に大きく取り上げられたため、市文化財課や尖石縄文考古館には、県内外から遺跡の場所や道順を尋ねる問い合わせが殺到しており、市教委は相当の人出を予想している。
 茅野北部中学と花蒔運動公園の二カ所を駐車場として確保したものの、「来場者に比べて少ない」とし、公共交通機関(バスなど)での来場を呼び掛けている。遺跡の場所はビーナスライン沿いのバス停「花蒔公園入り口」の南側。
                   長野日報(2000年8月30日掲載)
長野日報記事|見学会資料|現地説明画像|現地周辺画像|出土詳細図

中ッ原遺跡見学会資料
                                 茅野市教育委員会
                  開催日:平成12年8月30日(水)
                  場 所:中ッ原遺跡
 1・遺跡所在地  茅野市湖東 6,401-1番地ほか
 2・調査原因   基盤整備事業中村地区
 3・請査対象面積 約7,000平方メートル
 4・調査期間   平成12年4月から
 5・遺跡の立地  八ヶ岳の火山活動により形成された尾根状台地に位置し、標高は約950mを測る。
   台地の南北両側には浅い谷が入り込む.
 6・今までの発見 平成11年の調査により縄文時代中期から後期竪穴住居址17軒と、約500基にのぽる土坑(蔓坑・貯威坑・柱を
   建てた坑等)、方形柱穴列11が確認されている。遺物で特筆するものは、ヒスイ製の垂れ飾りがある。
 7・今年度の調査 昨年度に引き続き遺跡ほぼ中央部の範囲、約7000平方メートルを対象に調査が行われ、縄文時代中期の竪穴
   住居址41軒、土坑約80基が調査されている。
   調査は本年度調査区の約1/2を調査したに過ぎず、今後遺構赦については増加する。
 8・発見された遺物 発見状況:本年度調査区の東側に展開する土坑群。調査を8月23日(水)に実施中、
   午後2時、第70号土坑内において発掘作業員によって、土偶が発見される。その後楕査の結果土偶の全容が明らかになる。
  遺物の概要:土偶は全長約35cmの大型の顔面に仮面を被ったような表現のある所謂仮面土偶で、胸部の文様や土偶
  の状況等より縄文時代後期前半に帰属するものと考えられる。右足が土圧等で押し漬され本体から離れているものの、欠損
  する部分はなく、完全な形を保っている。
 9・発見場所の概要 発見遺構の概要:土偶の発見された土坑は、遺跡中央部よりやや東側
  に寄った範囲に展開する土坑群のひとつで、東側が土手部となり調査が至ってはいないが、長さ1.3m以上、幅約1mの東西方
  向に長い長楕円形で、深さは確認面よリ45cmの規模の土坑である。この士坑の中央部より南西側こ寄った壁際に近い位置
  に、土偶は横向き(頭部を西側・脚部を東側・顔面を北に向けた形)の状態で、径約50cmの円形の掘り方内に人為的に埋設
  したような状況で発見された。土坑内の土層の堆積状況は、人為的こ埋め戻したような状態が観察される。
 発見土坑の位置:土偶の出土した周辺は、多くの土坑が重複する範囲で鉢被せが行われた墓抗なども見られる。土偶
  の出土した土坑も、鉢被せが行われた墓坑と重複する。
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